NCT2020にワクワクしている話
PENTAGONのカムバックが本格的に動き出す前に、今日はNCTの皆さんのお話をしたいと思います。NCTでは私は基本的にDREAMが好き。127やUの曲も最近好き。メンバーの名前と何となくこんな子、みたいなのは分かる。WayVのクンテンルーカスウィン子までは分かるけど、他のメンバーのことはごめん、わからん…。そんな完全外野オタクの私が最近密かに楽しみにしているのが…
NCT2020
推し以外のことでこんなにワクワクするのは久しぶりなので少しそわそわしています。ネオカルチャーテクノロジーってやつにドキドキする秋。
まずは前置きとして。私は、あれだけの数のアイドルグループがいて、誰が見ても飽和状態の市場のなかで活動しているアイドルも、これからデビューするアイドルも本当に本当にやりづらいだろうな、と勝手に思っています。少しでも似た部分があればパクリだなんだって言われて、逆に尖れば大衆性が無いだとかなんだとか言われて。じゃあお前がやってみろって話だろうなといつも思う。
それに世間は、大衆性や流行りがどうこう言うわりにいつだって「新しさ」を求めるじゃないですか。私も然りですけど。だけどその「新しさ」を100%受け入れるのかって言われると決してそうではない。流行らなかったからダメなんてことはないけど、その代わり、やり方によっては「流行り」という言葉を「既視感」という言葉に変えてくる。難しい、難しすぎるよ。
難しすぎるけど、そんな飽和状態を生き抜くために、アイドルやPD陣はグループの色と流行りをいかにオリジナルの配合で融合させ魅せていくかに頭を悩ませ、実験と検証を繰り返し身を粉にして血の滲む思いでというかもしかすると本当に滲ませながら昼夜関係なく曜日も分からなくなるほどに這いつくばってでも「新しさ」を見出そうとしてるんだよね。ありがとうございます、本当に。
さて、やっと本題のNCT。Neo(ネオ) Culture(カルチャー) Technology(テクノロジー)。開放と拡張、無限拡張。私は最近このNCTというグループにワクワクして仕方ない。デビューは2016年で、正直当時は「SMが顔面強い子いっぱい集めて拡張とか言いだした!!!この曲何なん?!!わからん!!!」という印象でした。各方面ゴメンナサイ。
4月のUを皮切りに、
NCT U 엔시티 유 '일곱 번째 감각 (The 7th Sense)' MV
7月に127が出て、
8月にDREAMが出た。
NCT DREAM 엔시티 드림 'Chewing Gum' MV
余談ですがDREAM見た時は幼すぎて顎外れました。光り輝くシャイニが誇る世界が愛する純天使マンネ・テミンちゃんの例とかあったけど、グループ平均年齢自体が約15歳ってもう軽く事件。見てるっていうより、もはや見守ってるに近い。マルモリのまなちゃんと福くん見てる気分。いや、若すぎて見守ってすらなかったんだけども。とか言いながら今では3ユニットのうち1番好きなんだけれども。
We go upは青春の代名詞
だけどRidin'も青春の代名詞
そして2019年にはWayV(威神V)。どこからこんな人類の大正解みたなビジュアルたちを集めてくるん?
今、初めてNCTを見た時に「SMが顔面強い子いっぱい集めて拡張とか言いだした!!!この曲何なん?!!わからん!!!」と思った自分を振り返ったとき、その印象を抱くこと自体は分からなくもないな、と思う。初めて第7感やソバンチャを聴いた時、コンセプトがとかそういうことじゃなく、抽象的というか感覚的というか何かこうユラユラしていて、受け止め方が分からなかった。ゴリゴリの写実主義のようなK-POPを摂取し続けていた私に、まるで印象派のような繊細さへの適応能力なんてなかった。「この子たちは何…?」感が拭えなかったんですね。単純にメンバーが変わるとか難しそうな制度を理解するのに匙投げたってのもあるけど。いずれにせよ、自分の器が小さすぎる故に4年も見逃してたことはグーパン案件すぎる。
気が済むまでグーパンしたところで不思議でたまらないのが、見逃してたわりに新曲が出るたびにNCTの曲が必ず耳に留まってたこと。cherry bomb出た時は、これをアイドルが、しかもSMアイドルが!!!タイトル曲でやりますか!!!!そうですか!!!!はーーーーーたのし!!!!してましたね。Uも振り返ればいつだって楽しかった。テテンのBaby don’t stopはそろそろ無形文化財に登録されましたか?まだですか?世界は何をしてるんですか?
顔圧がやばい。
自分たち自身の成長や青春をそのままグループや曲の世界観に投影してきたDREAMも間違いなく楽しい。私の個人的な感覚だけど、DREAMはDREAMだからDREAMなのであって、後にも先にもDREAMはDREAMでDREAMしか居ない。シズニの皆さんに外野のお前が何言ってんだと言われたらそこは丁重に謝るけれど、でもきっとそれがDREAMでしょ?話をNCTに戻すと、私なりに4年間を思い返せば彼らはずっと「新しさ」を提供し続けてくれていた。あの時のあの感覚はその「新しさ」への扉の気配だったんですね。
では私がNCTにワクワクしているのは具体的にどんな部分かというと。それは間違いなく、開放と拡張の部分。私の中で急浮上したNCT最強説。曲によってメンバー編成を変えられる、それはつまりある1つのグループが出来る表現の幅や最大値が無限に広がってるってことなのでは、と急に思ったんです。だって共鳴とか言うから。煽りの天才かよ。
メンバーが半永久的に変わらないということは、その分安心感はあるけど、反面、そのグループが出来るコンセプトが狭められていく場合があるってことも事実。その意味では、無限拡張には最大値がない。どんな曲も、どんなコンセプトも、人さえいれば出来る。その感覚がまさに「新しい」。これまでにないグループの形であり、もしかしたら今後出てくるかどうかも分からない形なのではとすら思う。人さえいれば出来るなんて簡単に言ったけど、一人ひとりのポテンシャルがまず相当高くないといけないし、労働基準法ガン無視で働き続けなきゃいけないメンバーとか出てくるし、その他もろもろ運営側が乗り越えるべき壁も高く、現在進行形で動いているネオカルチャーテクノロジー運営者の皆さんですら乗り越えきれてない壁も多い。あのメンバーだからできることなんだ、きっと。
少しずつ少しずつ、じわじわと広がるように。気づいたときにはすぐそこにあって手を差し伸べていたネオカルチャーテクノロジー。彼らが近づいてきてくれたのか、私がやっと彼らが立っている場所の近くまでたどり着いたのか。間違いなく後者だな。彼らは4年間ずっと「新しかった」。21人、そして2人のニューフェイスが一堂に会し、これまで交わらなかったものが交わり、離れていたものが再び繋がり、これまで何言われ続けても彼らが貫き通してきたものを今年、遂に目の当たりにするのかと思うと、ワクワクが止まらないじゃないですか。正直「NCT」というグループが何なのかは未だに分かりません。でも今は、その「分からない」がとても楽しい。もっと言うとただでさえ楽しいのに、あのビジュアルですよ。神様いくら課金したんですか。悪魔に魂でも売りましたか。ビジュアルが良すぎるが故の冷たさというか温度感すらも楽しさを助長してる。『NCT2020:共鳴』。いやあ・・・楽しいよ。
ほら、建国してる。
…何だか色々語りあげすぎてこっぱずかしいのでELLEの成熟チソンちゃんでも置いておきます。保存せずにはいられなかったんや…
追記:とか言うてたら早速ファン投票でのユニット活動は中止みたいな記事出てたんですけど大丈夫ですか?(素)