【PENTAGON】私の名盤vol.2［Genie:us］
約1年ぶりの私の名盤シリーズ(シリーズ？)。本当に全曲が大好きで、いつか絶対書きたいと思っていたPENTAGONの8thミニアルバム『Genie:us』です。リリースしたのは2019年3月27日。約1年半が経つけど、私の中で全く色褪せる気配がありません。PENTAGONの魅力がぎゅぎゅっと詰まった大好きな1枚。みんなまじ聴いて～～～～～～！！！
SHA LA LA
サウンドがとにかく好き。ゆっくり重ためなイントロから始まって、徐々にスピードが加速してラストまで駆け抜けていく感覚が好き。端的に言うとこの曲はストレス発散爽快前向きソング。でもただただテンションぶちあげで騒いでストレス吹き飛ばしてるだけじゃないのがPENTAGONらしいところ。しっかりとしたメッセージ性を軸にしたうえで、たごにらしいウィットも交えながら、色々あるけど空気読むのも疲れたし、ストレスなんて吹き飛ばそうぜ！！してくれるところがまさに“PETNTAGON”。彼ら史上1番キツイらしいダンスも好きだし、ケグリから一転、ちょっと強めなビジュアルも最高。好きなところありすぎるんですが、1つだけ取り上げるとしたら冒頭のフイよんのパート。これ言うのもう何回目って感じですが、ほんとに好きすぎるのです。「イライラすることが多いですね、悪口を言いそうになって、ただ月を見ます」って。この部分は、ただ単純にイライラしたから「月でも見よう」ではなくて、誰にも言えない、言いたくないイライラが溜まって、本当はぶちまけて発散したいけどそうもいかなくて、ふと、「月(空)を見上げた」んだと思うんですよね。たった数行のパートだけど、そのたった数行で言わんとする光景ってここまで想像できるもんなんだ、と一種の感動を覚えたわけです。言葉の妙。この曲がどれだけの人にしっくりくるかは分からないけど、少なくともこのパートのような「イライラする日」は誰にだってあるだろうと思います。「多いですね」って聴く側に一度寄り添って、歌っている自分たちだけじゃなくて聴き手自身がこの曲の主人公になれるところも好き。あと、この曲の不思議なところは、優しく慰めてほしい時も色々忘れて気持ち切り替えたい時も、ちゃんと元気にしてくれるんですよ。すごいの、ほんと。パワースポットならぬ、パワーソングです。
Lost Paradise (Hip Hop unit)
たごにのラップラインであるウソク＆ユトにキノちゃんとフイよんが加わったHip Hop unitが送る、ヒリヒリ青春焦燥駆け抜けナンバー(何だそれ)。たごに曲でカテゴライズするならば「RUNAWAY」や「Like this」のようなあの感じ、と私は勝手に思っていますがどうなんでしょう。シリアスめな暗めロックを、ウソクの軽快とはまた違う軽さと荒さのある声と安達くんのどっしりと重たい声のラップでゴリゴリに振って、キノちゃんのムーディーなエモーショナルボイスとフイよんの焦燥感溢れるハスキーハイトーンボイスを重ねて味付けして。4人それぞれの声の個性がキラッキラ光ってます。ここでキノペンである私の人格が現れて、「踊れて、振付作れて、曲作れて、歌詞書けて、歌えて、ラップできる我が推しかっこよすぎちゃってるのでは？！？！！」となる。好き。
Till... (Ballad unit)
PENTAGONの音楽を信じて聴く理由の1つが、「がっつりバラードも最後まで聴ける」こと。個人的な好みとして、がっつりバラードを最後まで聴くことがしんどい時があるんですが、まずPENTAGONはそれがない。好きだから？いや、好きだからってどの曲も全部丸のみしちゃうほどガバガバじゃないよ、私。歌詞がいいから？いやいや、正直1回や2回聴いただけで意味がわかるほどリスニング力も語力もない(勉強しろ)。答えは、声でした。ジノさんの包み込んでくれるようなハートフルな歌声、ホンソクの伸びのある甘い歌声、シノンの少し太くて柔らかい歌声、ヨウォンのゆったりと優しい、丁寧な歌声、イェナンちゃんの可愛らしくて澄んだ歌声。そんな一人ひとりの声が優しく力強く耳に響くんです。おすすめ…ほんとおすすめ…。文字で見ても伝わらないと思うので、一旦聴いてみてください。聴けば聴くほど、また聴きたくなるから。特にラストサビ前のヨウォンパートは優しさで耳溶けるよ。
この曲を聴きながら青空の下をウッキウキでお散歩したくなるような、たごにの軽快ポップソング。そんなこの曲の歌詞は、たごに自身を表現しているとも、色々上手くいかなくて落ち込んでいる誰かを励ましているとも取れる内容。たぶんどっちもなんだと思います。共感性が高くて、だけどそれをありきたりな言葉だけで表現しない、たごにの魅力がいっぱい詰まった1曲。「大丈夫、今はダメでも次はできるよ」じゃなくて「お前みたいな奴はいない」「僕らは大器晩成型」って、あくまで自分を否定しないスーパーポジティブ絶好調な歌詞がめちゃくちゃ好きだし、それを「エイリアン」って表現してるところが最高に好き。「人間にとっては研究対象」って、他の人たちが自分についてこれてないだけってことだよね。とっても強気で最高じゃないですか～！シントブリもだけど、この曲も聴くと無条件に元気になれちゃいます。歌詞の意味が分からなくても曲の雰囲気だけでもすでに楽しいので本当におすすめ。8集まじで良曲しかないんよ。
Spring snow
シントブリの後続曲だったSpring snow。「言葉にならないくらい綺麗な君を愛してもいいでしょうか？」ってステキに可愛く恋してるこの歌は、もうご存知の方も多いでしょうが『2018年春にPENTAGONのもとを訪れた幸せ』を歌った曲。キノちゃんが「幸せ」について書いた3曲のうちの一つでもあります(もう2曲はThe Greatest wallとHAPPINESSだとか)。幸せについて書かれたというだけあって、聴いているだけでめちゃくちゃ幸せな気持ちになる。さらに裏に隠されているであろう曲の背景とか色々と思うことはあるけど、シンプルに楽しくて幸せでいっぱいなこの曲が好き。そして可能であればパフォーマンスも見てほしい。さっきから抽象的にしか表現できていないけど、きっとこの気持ちが伝わると思います。最後のサビ安達くんのシグネチャーサウンド「ユウトダァ」を叫ぶのが好きすぎて、普通にこの曲聴いてるときも言ってしまいそうになるのが悩み。
Round1
たごにのガチンコディスバトル！なRound1。ペンジェルベ(ペンタゴンでジェイル(1番)ベイビー(マンネ))のウソクちゃんが審判してるのが何とも可愛い。この曲に関しては歌詞見てなんぼの世界なので言及が難しいけれど、私はユウト→フイよんの歌詞が安達くんの優しさ滲み出てて好きです。だって「作業室は埃が多いよ / なんでそんなに曲書いてるの / ちょっとは外に出て太陽浴びなよ」って全然ディスってない優しさしかない(泣)これが安達くんの精一杯だったのか、ほんとはもっと強烈だったけどフイよんからNG出ちゃったのか…。あ、あとヨウォン→イェナンちゃんもなかなか。ピアス＝悪い人だったイェナンちゃんめちゃくちゃ可愛いな！！！！
そして、収録曲ではないけれど外せない『Genie:us』のエピローグ曲。
Genieus
この曲に関しては歌がうまいとか(いや、うまいんだけど)、誰のパートがどうだとか、そういう話よりも、この曲自体に込められた想いとかメッセージが本当に素敵すぎるし、知ってほしい。『RAISE YOUR HEAD(顔を上げてごらん) YOU'ER A GENIEUS(君は天才だ)』というPENTAGONが私たちに、もしかすると自分たち自身に言いたかったのかもしれないメッセージに、心が温まるってまさにこのことだなあと思わせられます。「見た人に少しでも力と自信を」という想いから企画されたそうですが、私はこの曲を作って歌った彼ら自身が１番力と自信を得ていたらいいなと思う。ほんとにどこまでも愛しすぎるんじゃPENTAGON…。
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ああ、やっと書けた８集～～～～！！の気持ちでいっぱい。知れば知るほど、見れば見るほど、聴けば聴くほど「好き」が増す子たち。これからも自分たちが思う音楽をしながら、長く幸せに過ごしてくれたらいいな。
